
第5回 現代人は情報量が多すぎて決断疲れしている??
2026-09-22 |
金沢 佑希人
近年、AIなどのテクノロジーの進化も相まって、現代人が受け取る情報量は爆発的に増加していると言えるでしょう。ちょっと前までは「現代人が取得する1日の情報量は、平安時代の人々の一生分以上」というような話をよく耳にしましたが、さらに進化が進んだ現代においてはもっと多くの情報を摂取している人が多いのではないでしょうか?
情報量が増えるということは、商品やサービスの選択が便利になると思いきや逆に莫大な情報を処理しきれずに選択が難しいと感じる人、つまり一時期よくワイドショーなどで取り上げられていた「決断疲れ」の人が増えてきているのではないかと予想されますが、我々DDDでも、「心が動く消費者調査」にて「選択肢が多すぎて自分の意思で選ぶのが難しいと感じることがある」かどうかの質問を聴取しています。
全体では、「そう思う」と答えた人は57.0%、「そう思わない」と答えた人は43.0%という結果でしたが、性年代で比較してみると、男性15~19歳で「そう思う」と答えた人76.0%、女性に至っては、女性15~19歳は84.6%、女性20代は70.9%、女性30代は70.0%と「決断疲れ」の兆候が見てとれる結果となりました。15~19歳の若い世代の方は特にその兆候が顕著のようです。
SNS上のレビューや要約、切り抜き、ファスト教養などのシンプルに構造化された情報に多く接触している層の方に関しては、多くの情報に触れているが故の「決断疲れ」が出てきているのかもしれません。
※DDDではこの「決断疲れ」の結果、どのような欲望が顕在化しているかなどの分析も、様々な視点での「欲望研究」を数多く実施しております。ご興味がおありの方は、DDDまでお気軽にご連絡ください。

